[Data]
Client：Lapis Nail 様

後藤担当：冊子・WEBの制作ディレクション、ライティング
Concept：ツメの健康を考える

[Story]
平成26年度の小規模事業者持続化補助金を採択された長崎市内のネイルサロン「Lapis Nail」のオーナー・大久保綾子様よりのご依頼。
「ネイルサロンは爪のオシャレをするだけの場所ではなく、地爪の健康から伝えて行きたい」という想いをお伺いし、冊子制作をお引き受けしました。
しかしお話を伺っているうちに、ツメの健康を訴求しすぎるとオシャレの割合が減るのではないかというご懸念が発覚。
今回のご依頼にはなかった、メニュー内容の検証に入り、オーナーと一緒に悩みました。
冊子制作の段階では『①ツメの健康』と『②ツメのオシャレ』の2つの流れを軸に、①のみをフィーチャーすることでこれまで人前に指先を出すことに抵抗があった方や「私なんかがネイルサロンに行っても…」と躊躇されている方にも敷居を下げることを目標にしていました。
しかし、メニューを検証し、スタッフさんのオペレーションをヒアリングしてみてわかったのは②の中に①も含まれている、ということ。

そこからオーナーの予算組変更が始まり、ついにはWEBサイトのリニューアルも同時進行させて頂くことになりました。
それまでのWEBでは、お電話でお客様がご予約をされる際、ご自分の状態がわからないままに「たぶんこのコース」と決められていたことが多かったようです。
しかし、実際にご来店頂いたお客様のツメの状況を見て愕然とすることもしばしば。
つまり、「WEBで検討する段階で、しっかりと自分がどのコースにしたいのかを決められること・またお電話でご説明させて頂くなかで、十分にその目的が達成されること」が目標になりました。
オーナーやスタッフの皆さんと一緒に、メニューの中に[ケア][ハンドケア][オシャレ]の要素を分解し、スッキリとわかりやすい表を目指しました。
※この作業はWEB制作においてしばしば「コンテンツはご提供下さい」と言われる部分ですが、実はこの部分がうまくまとめられないからこそ、プロにお願いするのだと気付かせて頂いた案件でした。

[Credit]
冊子デザイン…中山健治
イラスト・ロゴデザイン・WEBデザイン…庄野麻美（MONKEY FLY）
写真…田中紀彦（Stuido Red Star）
WEBディレクション…田中健太
トータルディレクション・冊子ライティング・WEBライティング…後藤暢子（Monkey Child Products）

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